別れの季節
いつのまにかすっかり春らしくなり、ここニセコも3月に入ってから全く雪が降らなくなりました。どんどん雪解けも進み、今年の春は早いようです。
雪解けとともに別れの季節がやってきました。今年はお世話になった方々が次々と異動や退職で寂しいばかりです。ののはその現実をしっているのかわかりませんが、愛くるしい笑顔でメッセージを書くののを見ていると別れが一刻一刻近づいていることに切なさを感じてしまいます。
ののの入学に際してて気配りをしてくださった教頭先生、時々教室をのぞいてくれたり抱っこをしてくれた優しい先生でした。職員室で温かい声をかけてくれたり、トイレの落下防止用のベルトを作ってくれたり、教室に花を飾ってくださった事務補さん。グランドや庭先で声をかけくれたり重たい電動車椅子を運んでくれた公務補さん。そして、夏以降、産休の代替として入ってくださった担任の先生。所属のお友達を巻き込んで楽しい学習をののために工夫してくださいました。みんないなくなってしまいます。そして、ののが大好きだった教頭先生のうちのレモン(犬です)。教頭先生の異動とともに遠くに行ってしまいます。ののは別れをわかっているのかなあ。
入学し、地域に受け入れられていくにつれて、人とのつながり大切さが身にしみてわかるようになりました。ののを支えてくださる人。ののに声をかけてくださる人。ののを笑顔で見守って下さる人。生活の場が広がるにつれてこうして別れの寂しさも味わうようになるのですね。
別れに際して感謝の言葉を野々花はどう表現するのでしょうか。
「ありがとう」 ののかの言える精一杯の言葉。
万感の思いをこめて、語りつくせぬ言葉をこめて。そしてまた、いつかあえる日を楽しみに。野々花はきっと変わらぬ笑顔で待っていると思います。
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