のんちゃんの気まま旅

帰ってくると生協の共同購入の車がもう帰っていくところでした。野々花を車から降ろして玄関のところに座らせておいてあわてて荷物を取りに行きました。「カアサン。」と声を出す野々花に返事をしながら荷物を分けていました。そのうちに声がしなくなったなあと思いながら戻ってくるとなんと、お向かいのおじいちゃんと二人で座っていました。何日か前から庭や畑の整理に札幌から来ているおじいちゃんが仕事をしているのが見えていたようです。野々花はそのおじいちゃんに声をかけてそばに来てもらってニコニコしていました。でも、「オジイチャン」「オジサン」「オバアチャン」が混じって声をかけている野々花でした。まあ、野々花も「ぼく」と言われていたからお相子か・・・？
　家に帰ってからはお絵かきをしました。ランドセルについていたキーホルダーを外してそれでお人形遊びをしながらお絵かきもしていました。「イタイノ？ダイジョウブ。」などと声をかけながら遊んでいました。
　夜に私が会議のためでかけたので父さんと留守番でした。

帰ってくるとすでにあくびの野々花でした。「お昼寝しようか？」と誘ってみましたが「ネナイ。」とがんばります。「ソウジスル。」とお手伝いをしてくれるような口ぶりでした。野々花の移動用の椅子に座らせたのですが、ほとんど動こうとはせず「オリル。」と言うので降ろしてあげると「ハダシニナル。」と言い靴下を脱ぎ、その車を動かして遊んでいました。
　夕方はおとなしくテレビを見ていました。
　早く夕食にしようと思い、お風呂にも早く入りました。お風呂に入る頃から元気がよくなり、ラジオ体操やよさこいのまねをしていました。
　父さんも帰って来て、夕食も大好きな物のせいか「ゴハンタベル。イタダキマス。」と挨拶も早々としてしっかり食べてくれました。食後は父さんと遊べてご機嫌のようでした。
ランドセルの中の筆箱を出して欲しがり、父さんが「これでお勉強しているの？」と尋ねると「ウン。ハルカセンセイ。オベンキョウ、カキカキ。」とお話したそうです。
　デザートに父さんがシュウクリームを買ってきてくれていたのでそれを食べると「オイシイワ。」と言っていました。

車から降りると鳥の声が聞こえるからか「ミル。トリ。」と言ってすんなり家の中に入りたがりませんでした。
　家に入ってトイレ、手洗いを済ませようとすると嫌がりましたが、「ポケット。」とお菓子のことを思い出したようです。「その前には・・・。」と言うと、嫌がらずにできました。
　お菓子を食べた後に、私は片づけをしたかったので一緒に２階に行きました。自分でもここに来るとこの遊びと思っているのか「パズルトッテ。」と言います。（ブロックの間違いなのですが）兄ちゃんの部屋からレゴブロックを持ってきてあげるとジャラジャラと遊んでいました。しばらくすると「カアサン、ノボル。」の声がします。行ってみると和室から自分で出てきてロフトの梯子段の前にいます。「ノボラセテ。」と上に行きたがるのです。「降りてこられなくなるから・・・。」と言うと「ヒックリカエル？」と野々花。「そうそう、ひっくり返ると危ないから昇らない。」とあきらめさせようとすると「オンブシテ。」と言います。兄ちゃんはおんぶして連れて行ってくれていたのでしょう。そのうちにあきらめたようで兄ちゃんの机の下に転がっている小さいボールを見つけ取ってあげるとそれを階段に乗せ、転がり落として遊び始めました。やれやれです。
　私がしたの掃除を始めてしばらくたつと野々花も降りてくると言い、それからはお絵かきをやっていました。「ノノチャンノカオ。」などと言いながら描いていました。
　兄ちゃんの帰りも早く一緒に夕食となりました。食後に兄ちゃんが「野々花、羞恥心踊るのか？」と聞いたら喜んで、兄ちゃんと一緒に「ジンセイ、ジンセイ。」「ドンマイドンマイナカナイデ。」と歌い始めました。さらにプラスチックコップをくわえながら声を出すと響く事を知り、それもおもしろいらしくコップをくわえて歌い出して止まらなくなりました。よさこいに集中できなくなるかな？

洞爺湖マラソンの応援に行きました。雨の天気だったので心配しましたが、ちょうど５キロの頃は雨も止んでいて助かりました。「オウエンスル。」と張り切っていたせいもあり「ガンバレ。」「オウ。」と大きな声を出していました。「トウサン、ハヤクキテ。」と言う応援には隣のおばさんも笑っていました。
　マラソン後の車の中で「ニイチャンガンバッタ。」などとかわいい事を言っていました。「ののも、応援がんばったよね。」と私が言うと「サケンダ。」と言うのでその通りだとおかしくなりました。　帰りには温泉に入ると言ってあったのでそれも楽しみにして、喜んでいました。
　帰ってきてから兄ちゃんとしばらくごろごろして遊び、その後お菓子作りをしました。隙を見つけてしっかり味見をしていました。
　体調もよくなったようです。

朝食の後は外に出ました。父さんと母さんは畑の仕事なので野々花はござに座って遊んでいました。棒を取ってもらってありを追いかけたりしていたのかだんだんござからはみ出して、土の上に進出して土遊びをしていました。
　午後からは兄ちゃんも一緒に買い物に出かけました。天気もよいのでツタヤの近くに車を停め、生協までの往復を歩いて買い物に行きました。兄ちゃんにバギーを押してもらうのが嬉しいのか大喜びで、マンボNO.5を歌っていました。ところが駅前の通りを歩き、駅に近づくと「キシャノリタイ。」と始まり、生協に入る頃には涙まで流していました。おやつをひとつ買ってもらうことでどうにかおさまりました。

学校帰りにニセコ医院に行き受診しました。右の耳が痛いといっていたのですが、やはり少し赤いとのことで抗生剤を出したもらいました。待っている廊下に貼ってあるポスターが鼻から挿入する胃カメラのもので、患者さんが横になっている図があるせいか「ネル。」と言って椅子に横になって見つめていました。
　私たちが帰るとすでに兄ちゃんと父さんも病院から帰っていました。でも、父さんが「兄ちゃんはいないから。」と兄ちゃんに下に降りてこないように大きな声で言っていました。野々花はなにか不思議に思いながらもおやつにだまされてテレビを見たりしておとなしく過ごしました。
　夕食の後、送ってもらったスイカを食べました。「オバアチャンチ、スイカタベタ。オイシカッタ。」と言います。スイカについていた緩衝材のネットを兄ちゃんが頭に載せるとおもしろがって「カブッテ。」と何度もかぶってもらっていました。お礼の電話をすると「カッチャンハ？」とおじいちゃんとお話したがっていました。

学校から帰ると玄関で「ココ、スワル。」と言います。玄関に座らせて荷物を置いてくると足をトントンと動かしているようでした。靴を脱がせても玄関からは動きたくない様子。「ノノチャンノイス。」と言って以前に使っていた椅子を見つけて言います。野々花のそばに持ってきてあげると座りたいわけではないようで自分で動かして遊んでいました。
　ミシンをかけたりしていたのですがこの日は興味がないようでそばにこようとはしません。１６時を過ぎて教育テレビをつけておくとテレビを見ているようでした。「こっち来る？」と声をかけると「クル。」と言っておとなしく座ってテレビを見ていました。
　あまり活発ではないので寒いのかと思い早めにお風呂に入ることにしました。ちょうどお湯がたまったところに父さんが帰ってきたのでお風呂に入れてもらいました。いつもの「ラ、レ。」も少し出るようになりました。
　夕食もツナサラダをよく食べ、食欲はありました。耳が痛いとか言うものの傷もよくなってきているのでこちらの心配が甘えさせてしまっているのかもしれません。疲れが残らないように２０時過ぎには寝かせました。

兄ちゃんはお友だちと出かけてしまったので母さん父さんと午前中は買い物に行き、お昼はお庭でおにぎりを食べました。その後、父さん母さんは買ってきた苗の植え付けをすることになったので野々花も外で過ごしました。時折り雨が降ってくるようにぱらつくので雨をよけるために移動するのも楽しそうでした。虫よけはしっかり塗ったのに野々花はあちこちさされてしまいました。家に戻ると虫刺されようのシールを貼ってもらったのに、次々とはがしてしまう野々花です。
　夕食後父さんと一緒にデザートのプリンパフェを作って喜んで食べていました。

朝、４時過ぎから目を覚まし、５時３０分にはもう起きてしまいました。
　早めに朝食をとり、７時過ぎに札幌に向かいました。車に乗り、余市の辺りから寝てしまいました。
　北大の定期健診は１年ぶりです。相変わらず先生に声を聞かせることはできず、さようならも手をどうにか振るで伝えていました。
　おにぎりを持ってきたので、お惣菜とデザートのプリンを買って外で食べようとしましたが、以外に寒く「サミー。ナカハイル。」と言うのでおにぎり以外は車の中で食べました。でも、それでもニコニコです。紙袋のガサガサの音がおもしろいようで音を出して喜んでいました。
　帰りの車の中では眠ることなく、ゆずや浜田省吾の歌を一緒になって歌っていました。この頃「や」の音が「にゃ」になる野々花です。

父さんは野々花が兄ちゃんのベットで遊んでいる間に出かけていきました。兄ちゃんがいてくれるのでほとんど１日遊んでもらったようなものです。
　午前中におやつを買いに買い物に行きました。むさし君のお母さんに会い、恥ずかしそうでした。帰りに体育館により外にあるゴールでバスケットをする兄ちゃんを見学。時々ボールをパスしてもらって喜んでいました。
　夕方ようやく兄ちゃんを解放できたのはビリーのDVDのおかげでした。

今年こそはと意気込んでいますが・・。

連休最終日も兄ちゃんはバドミントンの練習会でした。お弁当を作ったので、また３人でお昼を食べに行こうと思っていましたが、この日も風は強く、寒い日となりました。午前中に３人で庭造りを少しやり、ミルク工房の駐車場に車で行って、車の中でお弁当を食べる事にしました。お弁当の後はプリンを買いに行き、デザートにして食べました。
　午後から自宅の野々花の移動用の椅子を大きくしてもらうために買い物に行き、父さんの製作の様子を見て喜んでいました。電動のこぎりやドライバーに大喜びでした。

札幌のモエレ沼公園に行きました。ピラミッドのエレベーターに乗って喜んでいました。風が強いので寒いだの疲れるとか言っていましたが、ビニール袋が飛んでくるのをおもしろがり、さらに兄ちゃんがそれを追いかけると大喜びで、「ニイチャン、イケ。」などと言うほどでした。ビニール袋だと捕まえきれないといけないので、タオルを飛ばして追いかけて遊びました。噴水にも喜んでいましたが、４０分は長く、途中で帰りました。
　帰りに藻岩山にロープーウェイで上りました。乗り物好きなのでこれも大喜びでした。遅くなったので観覧車に乗るのは今回はお預けとなりました。でも、出かけるときに「観覧車に乗ろう。」と言っていたことが頭にあって不満足なのかたくさんのタクシーを見て「タクシーニノリタイ。」とずっと言っている野々花でした。

兄ちゃんはバドミントンの練習会に出かけ朝から泣いてお見送りでした。
　お天気がいいので野々花と父さんと母さんでお弁当を持ってニセコ町の桜を見にいきました。桜も喜びましたがフォークリフトやホイルローダーなどの車にも興味津々の野々花でした。野球少年団の練習も見ようと学校のグランドに着いたときには解散していました。桜ヶ丘公園でお弁当を食べ、父さんに背負われて喜んで公園を降りました。
　午後からは苗木などを買いに行き、庭に植えました。野々花は芝の上に座って枯葉などで遊んでご機嫌でした。なにやら歌っているようでした。

釣部さんと一緒に中央団地の公園まで出かけたそうです。３年生のお友だちのいっさ君やむさし君の他、上級生や下級生がいたようです。小さい子どももいて野々花は楽しかったようです。幼稚園のときにお世話になった純先生とそのお子さんにも会えたそうです。
その後あそぶっくに行ったところ、３年生の先生方にお会いしたとか。釣部さんが野々花に話させようとしながら教えてくれるのですが、野々花はなかなか言いません。そのうちに遊びたくなり「アッチイク。」「ママゴト。」などと言ったりもします。でも、やっぱり思い出すこともあるのか表情が少しずつ変化するのでした。少年団の活動も見てきたようです。「バスケミル、って言ったんだよね。サッカーなのにまちがえたんだよね。」と、言われると気まずそうにして「アソブ。」と言うのでした。
　野々花が帰って間もなく兄ちゃんはバスケットに出かけ、父さんは花見とのことで帰りが遅いので釣部さんと３人で夕食でした。ポテトサラダを何回もオカワリして食べていました。今日も釣部さんのお茶碗からご飯を食べたがりました。
　夕食後再びままごとを始めました。父さんを迎えに行って帰ってくるとやはり洗面所のところで遊んでいました。「メガネモッテ、プールイクカ。」「オンセンイコウ。」などとお弁当を作り、人形たちとお出かけごっこの真っ最中でした。
　釣部さんが帰った後で入浴となりたくさん遊んだ日なのに就寝は２１時近くなってしまいました。