のんちゃんの気まま旅

　今日から2泊3日でみどりの里に短期入所の野々花です。「にいちゃんにあえる？」とリハビリに来ているつもりになることもありましたが、「ちゅうしゃする？」と気にする言葉もあり、お泊まりも分かっていました。「大きな声は出さないんだよ。」の母さんの言葉に「はい。」と小声で返事しましたが、すぐに、「あしたかえる？」と大きな声。看護師さんに笑われながら行ってしまいました。

　今朝はちょっとだけ早起きでした。それほど不機嫌にならずに朝食を終え、余裕をもってトイレに行けたのですが、そこから集中が途絶えてしまいました。結局、完全なすっきり状態になれないまま出かけて行きました。そんなわけですから、さやえんどうやリハビリでも今日は手を煩わせることが多かったかもしれません。

　機嫌の悪くない日は朝起きて身支度をする間に歌を口ずさむことが多いのですが、昨日は「いぬのおまわりさん」でした。そして、♪いぬのおまわりさん、こまってしまって、にゃんにゃんにゃにゃあん、・・・♪と歌っていました。母さんに突っ込まれ、にやっ。でも、その後も同じように歌って楽しんでいました。

　今日も良いお天気でした。野々花はさやえんどうに行き、かわいいミニ封筒を作ってきました。「何入れるの？」と聞くと「おかね～。」！？

　リハビリは今月最終なので、受診を兼ねたので母さんと一緒でした。リハビリの先生からこんな話を聞きました。お気に入りのPTの先生には「こっちきてください。」他のPTの先生には「こっちきて。」のように、言葉が微妙に異なるそうです。帰りがけにあったOTの先生に「こうもりやって。」今日もねだり、応えてもらいにっこり笑って帰宅しました。

　このところたっぷりと雪が降っています。早く起きて除雪をすれば、除雪車が助けてく出さるのですが、野々花のそばを離れると起きてしまうと思うと、除雪車の音を聞きながらベットから離れられない朝です。

　野菜を煮込んでいると、「おにくは？」と野々花。今は野々花と二人だし、ちょっとした昼食なので、肉はいいかと抜いたところを見ぬかれました

　眠られない夜が続いていた野々花だったので、昨夜はぐっすりと眠りました。さやえんどうの日なのですが、７：３０を過ぎても起きられそうになく「ねてる～」と言ってました。「さやえんどうの日です。お休みしますか？」と、尋ねると「いく。」と、うっすらと目を開けました。ベットから出てからも少し目を開けられないようでしたが、洗面後はしっかりと声も出て朝食も食べ、大好きな場所に出かけていきました。午後からは、放課後のお友達とブロックで球転がしを作って遊ぶグループに参加してきたそうです。

　朝晩、涼しくなってきたので、野々花は「さむいね。」と言うようになりました。そして、それだけでなく「あきだねぇ。」などと言うものだから、おかしいです。そして、野々花の秋の歌は「もみじ」のようで、このところ♪あきのゆうひに～♪と歌います。

　夕焼けもきれいな日が多く、「夕焼けきれいだよ。」と教えると♪ゆうやけこやけの～♪と歌うのですが、こちらは♪こわれ～て、みたのは～♪なってしまうのでした

　久しぶりの不夜城となりました。0時から体交を繰り返し、1：30にはすっかり目覚め、その後は寝ていない野々花。外は霧雨のような雨。草取り草取りなどの作業はできなくありませんので、外に出ると、バギーの上で、うとうと昼寝する野々花でした。

　今日もとまとの療育です。今日はバースデイカードを制作し、プレゼントをしたりしたそうです。昨日の寝不足が尾を引いていたようで、眠そうだったり、おしりの位置が定まらなかったりしたそうです。

　今日は午後からはデイサービスにお邪魔することになっていました。野々花に今日の予定を繰り返し伝え、確認のために「今日は、とまと、あらた、デイサービスだからね。」と話し、野々花に復唱を促すと「とまと！とまと！！とまと！！！」ですって。ちゃんと話を聞いています。

　デイサービスでは野々花が高校3年ということで、卒業お祝いのコサージュやマスコットなどを贈られました。記念撮影までしてもらったそうです。来年度も参加させてもらえればうれしいなあ。

　朝夕は寒いくらいになった来ました。野々花は今日は水泳学習の最終日なのでしたが、入ることができたでしょうか？今夜も寄宿舎泊です。

　風がまだ冷たいのですが、庭の花も咲いてきました。

　野々花は今日も学校です。そこで、今日はある日の野々花のお話です。

　朝食のヨーグルトにブルーベリーを入れてあげようと思い野々花に「何個がいい?」と尋ねると、野々花らしく「２こ！」

　「本当に２個でいいの？」と、２個入れて見せると、「だめ。」と首を振るので、「何個がいい？」すると、野々花は「３こ！」「では、３個。」と、１個だけ増やしてあげました。当然、「もっと！」と言ってくるかと思ったのでしたが、野々花はうなずいて納得していました（笑）